2007年06月20日

最近読んだ本

最近、と言っても5月の連休中に熱を出している時に読んだ本ですが、


巨船ベラス・レトラス

筒井康隆「巨船ベラス・レトラス」


熱でボーー−−となっている頭で筒井康隆を読むもんじゃないですね。あの独特の文体で、ますます熱が高くなりそうでした。

内容は文壇を風刺(?)してるもの。
1979年の『大いなる助走』は、同人誌に作品を発表した主人公が文学賞の候補となったことから繰り広げられる狂乱と陰謀を描いた大傑作でしたが、本作では職業作家の側から現在の出版界を赤裸々に描きます。モデルを邪推しながら読むのも楽しいでしょうが、筒井さん自身が被害にあった「短編集無断出版事件」も克明に描かれ、あらゆる意味で戦慄すべき問題作です。読者もふくめ、みんなを乗せた「巨船」はどこへ行く?(文芸春秋書誌ファイル)

「大いなる助走」が同人誌だったから、その発展性かと思ったら、私には「大いなる助走」よりインパクトがなかった印象でした。

そもそもSFを読み始めた中学から高校の頃。
筒井康隆は嫌いな作家。
いわば読まず嫌いなんですが、星新一や小松左京、平井和正、光瀬龍、半村良、眉村卓、山田正紀・・・・とSFなら手当たりしだい読んでいた中で、なぜだか筒井康隆だけは読んでいませんでした。

それが大学に入ってできた友人が筒井康隆の大ファン。
最初に無理やり読まされたのが「ベトナム観光公社」か「東海道戦争」。それから「バブリング創世記」「宇宙衛生博覧会」なんかを読んでいって、「大いなる助走」で完全にはまってしまいました。
結局、これまで読まなかった反動か、1年くらいで出版されてる筒井の本、全部読んでしまってました。

それ以来、筒井康隆は私の好きな作家の上位に入り、発表されるたびに読んでました。「虚航船団」のあたりから実験的過ぎる手法についてゆけずに離れてしまったのですが、初期の作品は今でもたまに読み返します。


今日の読書:
・「浦島太郎の真相 鯨統一郎/著」△ 「邪馬台国はどこですか?」以来好きな作家なのだけど、今回は質が悪いかな?
 
posted by waki at 14:47| Comment(1) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月18日

のだめ

オークションを見てて、つい買ってしまった物が昨日届きました。






のだめカンタービレ


娘に見せたら、そのまま自分の部屋に持っていったまま戻ってきません。
今日、帰ったら一戦交えることになりそうです。


今日の読書:
・「星新一 1001話をつくった人 最相葉月/著」○
・「KAPPA 柴田哲孝/著」○
・「帝都幻談 上下 荒俣宏/著」△
 
posted by waki at 16:45| Comment(2) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月23日

たしかに、すげぇΣ(・ω・ノ)ノ!

ナコさんのBLOGを読んで、今日の昼休みはローソン直行!

買ってきましたよ、ちょこさんの「現役国際線スッチーのフライト日記」
ちょこさんのBLOG「新ここだけの話=スッチー編=」の活字化です。
まだ拾い読み程度ですが、BLOGで読んでた記事が活字で読めるというのは、すげぇΣ(・ω・ノ)ノ!ですね。

次は月9ドラマか?って期待してしまいます。
そしたら、ちょこさん役は誰だろう?←キガハヤイ

祝!出版!!

全国、ローソンで絶賛発売中!!
売切れ次第終了らしいのでお早めに!!


今日の読書:
・「スロウハイツの神様 辻村深月/著 」◎ なんか、この作者にはまってます。
・「三人目の幽霊 大倉崇裕/著」◎ 落語ミステリー第一弾。3作目の「やさしい死神」から読んだから、まだこなれてない印象だけど、落語が聞きたくなる。
・「下妻物語 嶽本野ばら/著」◎ 映画そのまんま。
・「下妻物語 完 −ヤンキーちゃんとロリータちゃんと殺人事件− 嶽本野ばら/著」◎ 面白かった。
 
posted by waki at 15:36| Comment(4) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月10日

最近読んだ本

風邪を引いてしまったようです。
2〜3日前からのどが痛かったのに、仕事の関係で休めなかったら今日になって完全に風邪の症状。


今日は1日中部屋でうだうだと本を読んでました。

「となり町戦争 三崎 亜記 著」

となり町戦争

ある日、町の広報誌に小さく載った「となり町との戦争のお知らせ」。
戦闘があるわけでもなく、銃声が聞こえることもなく、戦争を実感できるのは、広報誌の死亡欄に載った戦死者の数だけという、奇妙な戦争小説です。

主人公と役場のとなり町戦争係の女性との日常の外で戦争が続いている。

実感のない戦争というのは、考えてみれば私たちの日常なのかもしれません。イラク戦争や沖縄の基地問題でも、たしかにテレビ映像では見ているけれども、その場にいない人にとっては、なんの実感も沸かない。

新聞で基地問題の記事を見ても、現地で戦闘機の爆音を聞かなければ、基地問題の深刻さはわからない。


この小説の設定では行政が事業としての戦争を行っているのですが、この設定自体、小説のように町ではなく国としてみればぞっとします。

事業として立案され、事業として予算化され、事業として計画通りに遂行されていく。行政にとっては戦死者というのは補償金という予算の対象者でしかない。そして、戦争が“予定通り”終結しても、勝者も敗者もない。

あんがい、この世界で戦争を指導している人たちは、この小説のように戦闘する人たちを予算や事業としての数字としてしか見ていないのかもしれませんね。

「行政はすべての住民に公平で平等なサービスを提供する。公平な事業の遂行によって、誰かが死に、誰かが生き残る。戦争という事業には、必ず死者が発生します。戦争という事業を行った結果、それに伴う死が誰に生じるかわかりませんし、それは行政の関与するところではありません。」

かなり恐ろしい考え方だと思いますが、これが現実なのだとも思います。
posted by waki at 21:34| 沖縄 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月29日

ノルマ

今日からお休みです。
取引先からクレームが入っているようなので、明日あたりには、ちょと会社に行かなければならない雰囲気ではあるのですが・・・・

まあ、とりあえず休みというわけです。しかし、年末の休みというのは、なんか落ち着かないですね。掃除やお正月の買出しや年賀状や・・・

掃除といっても、うちの地区のゴミ収集は終わっているので、これからゴミだしできないし、お正月の買出しも最近は元日からスーパーやってますもんね。年賀状は今年から出さないと決めたし。

妻は大晦日に夜勤まで入っているようで、正月2日まで休み無し。娘は年末のコスプレイベントで帰ってこない。息子もバイトで帰らないらしいし、特に用意するものもなく、私とネコの食料があれば良いのかなと・・・

それで、休みに何をするかというと、図書館で借りてたり、購入して読まずにたまっている本を全部読んでしまおうかと思ってます。

若い頃は「趣味は読書」と言いきるくらい本を読んでいたんです。それも、雑誌だろうがなんだろうが、買った本は一時一句全部読まないと気がすまないという読み方だったんですが、就職して仕事が忙しくなったり、他にもいろいろとやらなければならないことができるにつれて、本を読む時間も制限されてきて、それこそ若い頃は疲れていても本さえ読んでれば幸せな時期もあったのに、疲れていると本を読んでいてもすんなりと集中できないことになり、だんだん読書量は減っていたんです(←タンニ、トシトッタダケ)。
それが、今年の半ばくらいから、また、図書館で大量に本を借りたりするようになり、1日1冊とは行かないまでも、1週間に数冊は読むようになりました。
それも、有川浩とか恩田陸とか。これまで読んでなかった作家の作品を読んでみて、かなりはまったということも大きいようです。

それで、

今日整理してみたらかなりあるんですよ。
年末年始の休みだからと図書館から借りた本や、買ったまま読みそびれていた本が・・・

【買った本】
 図書館戦争 有川浩著
 図書館内乱 有川浩著
 レインツリーの国 有川浩著
 グインサーガ110巻 快楽の都 栗本薫著
 グインサーガ111巻 タイスの魔剣士 栗本薫著
 グインサーガ外伝 ふりむかない男 栗本薫著
 ダンス・ラブ☆グランプリ 長谷川晶一著

【借りてる本】
 HELP! 久美沙織著
 愛ならどうだ! 新野剛志著
 アンフェアな月 秦建日子著
 夜のピクニック 恩田陸著
 ねじの回転 恩田陸著
 かもめ食堂 群ようこ著
 風味絶佳 山田詠美著
 少女七竈と七人の可愛そうな大人 桜庭一樹著
 下北サンデーズ 石田衣良著
 美しき日本の面影 さだまさし著
 本気で言いたいことがある さだまさし著
 子乞い 森口豁著

1日1冊以上のペースだな・・・
とりあえず図書館の本からやっつけよう。
posted by waki at 19:47| 沖縄 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月16日

最近読んだ本

教育基本法の改正が可決されたり、防衛庁が省に格上げされたり、なにか小泉内閣からこっち、けっして国民のためとは考えられない法案が次々に通されているような気がします。
沖縄の基地問題や牛肉輸入問題なんかも含めて、政府の無茶苦茶なやりかたの後ろにちらついているのがアメリカの影。
その中で、郵政民営化は違うのだろうと思っていたら、最近こんな本を読み認識を改めました。

奪われる日本
奪われる日本 関岡英之著


あとがきによると、
2005年になにが起きたか。国会で3つの重要法案が成立した。会社法、改正独占禁止法、そして郵政民営化関連法である。
会社法の中に仕込まれた「外国株を使った株式交換の解禁」は、日本の名だたる一流企業をアメリカの巨大企業が買収し、完全子会社化する道を開いた。
アメリカが後押しした改正独占禁止法のおかげで強大な捜査権を与えられた公正取引委員会はいまや猛威を振るい、日本企業に襲いかかっている。日本の商取引慣行や業界秩序は崩壊し、外資に国内市場を席巻される。疲弊した日本企業は、ますます外資のM&A攻勢にさらされるだろう。
郵政民営化は、1兆ドルにのぼる簡易保険をアメリカ系保険会社に「市場」として開放するための工程にすぎなかった。
そのいずれもが、アメリカ政府が長年、日本政府に圧力を加えて実現を迫ってきた要求事項であり、アメリカが日本の国富を収奪し尽くすことを可能とするためのお膳立てであったのだ。

この本によると、「年次改革要望書」というのがあって、1993年以来、日本で進められてきた「改革」のかなりの部分が、日本政府へのアメリカ政府の「年次改革要望書」の要求を忠実に反映したものだといいます。


年次改革要望書は、こちらの在日米国大使館のページで読めます。


しばらく前から、外資の保険が多く出てきてさかんにCMを行っています。
保険料も安そうだし、サービスも良さそう・・・
反面、今も生き残っている日本の大手保険会社は、保険料未払い問題などマイナスイメージばかり。

郵政民営化により、将来、簡易保険制度が崩壊し、次は健康保険制度。そして医療制度改革。これによって低所得者でも安心して医療が受けられる時代から、民間保険に加入できない人は医療が受けられない、今のアメリカのような国に変えられつつあるといっています。そして、その保険の受け皿は日本の保険会社ではなく、欧米の大手保険会社。
企業にもアメリカ大手企業の資本が入り、政治資金規正法改正案が成立すると外資からの政治献金が可能になります。そうすると、日本政府はアメリカ政府からだけでなく、直接アメリカ企業からも圧力を受けることになります。

冗談じゃないですよね。

これでは、日本はアメリカの属国どころか植民地のようなもの。
アメリカの言いなり、隷属しているのですね。
posted by waki at 12:46| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月14日

最近読んだ本

空の中
有川浩著 「空の中」

海の底
有川浩著 「海の底」

塩の街
有川浩著 「塩の街」


3冊に共通するのは・・・・


怪獣(または宇宙生物?)が出てきます。
自衛隊の兵器がたくさん出てきます。

それにもかかわらず、ラブストーリーです。
しかも、女の子の方がかなり強いです(というか、しっかりしてます)。後日談があれば、どれも男のほうが尻に敷かれているでしょう。

マンガっぽいと言われればそうかもしれませんが、この人の書くキャラクターや文章、ストーリーはかなり好きです。


しかし、

「塩の街」の表紙はどうにかならんかな。

いいおっさんが電車の中で読むには、かなり抵抗がある。



この作家はいままで全然知らなかったのですが、「空の中」を読んで、その後一気に読んでしまいました。


「図書館戦争」という本もあり、こちらは図書館が武装化する話。

ちょっとはまってしまいそうな作家に、久しぶりに出会った感じです。
posted by waki at 18:14| 沖縄 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月03日

趣味は読書

忙しいのにかまけて、今年に入ってからあまり本を読んでいなかったことに気がついて、余裕がなくなってるなぁ〜と反省。

昔は「趣味=読書」と断言できるくらい。

本がなければ我慢できない性格だったのに・・・

海外旅行といえば、読む本が無くなる恐怖からスーツケースに10冊くらいの本を持って行っていたくらいなのに・・・

この間の北海道旅行には一冊も本を持っていかなかったし、出張なんかでも本を読む余裕がなくなっている・・・


反省!


そういうわけで、最近は意識して本を読むようにしています。



最近読んだ本は、

日本沈没 第二部


33年前に日本沈没を読み、巻末に「第一部 完」となっていたように、日本人流浪編となるはずの第二部を待ちくたびれていました。

おそらく映画がリメイクされたのも関係して、第二部刊行となったのでしょうが、残念ながら「小松左京著」ではなく、小松左京チームにより谷 甲州著という作品。

やはり作風の違いはあります。ちょっと気になるくらい・・・
けっして嫌いな作家ではないのですけどね。


最初からしつこいほどに人物と沈没後の背景の説明が続きます。

その後、あっけなく大問題が起き、あっけなく解決。

希望としては、せっかく33年も待ったのだから、上中下巻くらいで丁寧に書き込んで欲しかったです。



posted by waki at 18:18| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月15日

最近読んだ本

ちょっとなつかしくなって読んだ本です。

旅のラゴス

筒井康隆「旅のラゴス」

北から南へ、そして南から北へ。突然高度な文明を失った代償として、人びとが超能力を獲得しだした「この世界」で、ひたすら旅を続ける男ラゴス。集団転移、壁抜けなどの体験を繰り返し、二度も奴隷の身に落とされながら、生涯をかけて旅をするラゴスの目的は何か?異空間と異時間がクロスする不思議な物語世界に人間の一生と文明の消長をかっちりと構築した爽快な連作長編。

アマゾンの解説ですが、こう書かれるとみもふたもない。


昔のSFっていいなぁ〜、と再認識しました。

ハチャメチャコメディのイメージが筒井康隆ですが、こんな小説も書いていたんですね。


 Blogランキング参加中→人気ブログランキング 週間ブログランキング
posted by waki at 13:20| 沖縄 ☁| Comment(8) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月08日

最近読んだ本

昨日はおとなしく歓迎会をやり過ごし、とっとと帰宅しました。


今日は仕事・・・・。

明日、社長が韓国へ持っていく資料を作らなければならないのですが、原稿待ちの状態です。

今日中にできるんだろうか?と思いながらも、今はすご〜く暇です。



最近読んだ本なのですが、


県庁の星
県庁の星


映画はまだ見ていないのですが、映画では柴咲コウが演じている二宮が中年のおばさんだったりと、多少設定が違っているようです。

お役所と民間企業のギャップということなのでしょうが、最後の方はご都合主義的にうまく行き始めて、なんか嘘っぽい展開でした。

映画の方は面白いんだろうか・・・?



そして、


フクシノヒト
フクシノヒト

これもお役所つながりということで・・・

市役所の福祉課、生活保護を取り扱っている部署の物語なのですが、思ったより面白かった。

それぞれのキャラクターもいい味出してて、深刻なテーマをさらりと書いています。

特に白井野さんという女性キャラ・・・・。

このキャラクター好きだな〜。


 Blogランキング参加中→人気ブログランキング 週間ブログランキング
posted by waki at 15:42| 沖縄 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月26日

もったいない

今日、図書館から借りて読んだのがこの本。

もったいない
「もったいない」

日本の「もったいない」という言葉は、どこの国の言葉にも訳せない言葉だそうで、2004年ノーベル平和賞を受賞したケニア共和国環境副大臣ワンガリ・マータイさんが、世界に広げようとしている言葉です。

ワンガリ・マータイさんが提唱していた3つのR(リデュース・リユース・リサイクル)を一言でいいあわらす言葉だそうです。

歌手のさだまさしも「MOTTAINAI」という題名の曲を作っていますね。


最近問題になっているPSE(電気用品安全法)なんて、この「もったいない」運動にもろに逆行してます。役人のやることなんてこんなもんでしょう。しかも誤りを修正しようとしない(とりあえず中古商品をしばらくはレンタル扱いで販売ができるという、姑息というか、その場限りの対応はしたようですが・・・)。


本の中で気になった言葉・・・
日本人が1年間に
使い捨てている割り箸は、
約250億膳。
96パーセントが、
中国からの輸入です。
割り箸に使われる木材の量は
120平方メートルの一戸建て
1万7000戸に相当します。

発展途上国の子供たちに、
最低限の生活を
保障するためのお金は、
年間約800億ドルです。
いっぽう、世界中の政府が
軍事費として使うお金は、
その10倍にもなります。
「もったいない」の究極が
ここにあります。


ちなみにうちのもったいないは、

・娘の電話代(月5万円から8万円ぐらい)p(`へ´メ)qワナワナ

・台所の水道の水漏れ(さっさと直せ・・・)(-_-#)イライラ!


 Blogランキング参加中→人気ブログランキング 週間ブログランキング
posted by waki at 23:01| 沖縄 ☔| Comment(4) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月24日

生きがい

土曜日、雪見酒しながら読んでいた本がこれ・・・

日本沈没
小松左京、日本沈没

暮れに実家へ帰ったときに、本棚から持ってきた中の一冊。結局、日曜までかけて上下巻を一気に読んでしまった。

中学の頃に買って読んでから、ほぼ30年ぶりぐらいか・・・

今年は、再映画化されるらしいし、ここ数年、地震が多いからタイムリーかな!?


日本沈没のブームの後、ノストラダムスの大予言という本がベストセラーになり、1999年7月に人類滅亡なんてことが話題になったけど、1999年といえば40を越えている年齢で、当時の私のはとてもそれまで生きているというイメージが無かった。

大学生の頃には映画スターウォーズが上映になった。日本上映の1年以上前からSF関係では大騒ぎで、私も雑誌とかで情報を集め、封切り当日にテアトル東京(この映画館はすでに閉鎖されているが、「2001年宇宙の旅」や「未知との遭遇」「ET」とかを見た、とても思いで深い)という映画館で見た記憶がある。
当時は2000年までに全9話。エピソード4〜6話でルークス・カイウォーカーの物語を、1〜3話でアナキン・スカイウォーカー(ダース・ベイダ)の物語を、そして、7〜9話でルークの子孫たちの物語を映画化し、2001年に全話を一挙に上映するという噂だった。

栗本薫のグインサーガも、1979年に2000年までに全100巻ということで始まった。バイトの帰りに何気なく手にとって以来、ずーっと読みつづけているが、当時は全100巻といっても、20年後100巻目を読んでいる自分がイメージできなかった。


あのころ、世紀末ということで、20世紀の終わりを区切りにした話題が多かったが、当時の私には、21世紀になって、40代で生きているというイメージが無かった。
ただ漠然と、20世紀の終わりに、スターウォーズを全編見たり、グインサーガの最終話である「豹頭王の花嫁」を読めたらいいな・・・と思っていたにすぎない。それが、いってみれば小さな生きがいのようなものだったのだろう。

ところが、スターウォーズは、昨年エピソード3が上映されて、7〜9話は制作されないまま終了だという。
グインサーガも昨年100巻を達成したが、全100巻どころか当分終わる気配すらない。このままの進行だと未完で終わる気がする。

学生の頃から、21世紀の自分をイメージできないまま月日をかさね、なんとなく心待ちにしていたものが昨年で全部終わってしまって、ふと気がつくと40代の自分がいる。
子どもも独り立ちできる年齢になり、後は勝手に生きるだろうし、まわりを見ると次の楽しみが見つからない・・・

いまさら仕事が生きがいでもないし・・・・

う〜ん、困った!!!!


 Blogランキング参加中→人気ブログランキング 週間ブログランキング
posted by waki at 18:55| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月01日

読書遍歴 半村良

これまでずいぶんたくさんの本を読んできたと思うが、BEST5というと必ず入るのが、ロバート・A・ハインライン「夏への扉」ダニエル・キイス「アルジャーノンに花束を」、そして、半村良の「妖星伝」

半村良は、2002年3月4日に亡くなってしまったが、最近上映された「戦国自衛隊」の原作者であり、直木賞作家でもある。「産霊山秘録」や伝説シリーズ、嘘部シリーズなど、発売されるとむさぼるように読んだ記憶がある。
中でも、妖星伝と平井和正のウルフガイシリーズは、私の人生観をひんまげた方向付けた本と言えるかもしれない。

【妖星伝】
歴史上、つねに退廃と戦乱の陰に暗躍してきた異能の集団、鬼道衆。彼らは今、徳川政権を混乱、腐敗させるため田沼意次の台頭に加担し始めた。折しも全国に蔓延する大飢饉と百姓一揆の数々。この世に地獄を見せるのが目的か、それらも彼らの陰謀だった。時が満ち、やがて復活した盟主外道皇帝こそ、人類の歪んだ進化を促した創造主か。

設定もストーリーもすばらしく、読み始めたら一気に読んでしまうような小説(但し、R18指定!!!)なのだが、言っていることはとても重い・・・

「花が咲き、虫が遊び、鳥が唱うこの星は、本当に美しい星なのか?」
「植物、動物に限らず、他の命を食らわねば生存できない、過剰な生命であふれている醜悪な星」
生きることの意味を問われるような・・・、まるで宗教書のようなテーマをつきつけられながら物語は進んでいく。

しかし、決して難しい本ではないですよ。たぶん、読み出したら止まらなくなる・・・。
まだ読んでない人はぜひどうぞ・・・(但し、R18指定←しつこい)

鬼道衆や外道皇帝、それに巻き込まれた人々が滅びへ向かっていくなかで、登場人物のひとりの言葉・・・
「俺たちは所詮この世に生を享けた者だから、どんなに醜悪だろうと、どんなに悲惨だろうと、それを少しでもよくしようと心がけながら生き続けて行くことが一番正しいのかも知れない。」
他の著作でもそうだが、半村良ってやさしい作家なんだなぁと思う。産霊山秘録のラストでもジ〜ンときてしまったが、人間の営み、悲しみ、幸せ、が根底に流れているような気がする。

この小説は、妖星伝(6)人道の巻が発売されてから、長く未完の時期があり、14年後に妖星伝(7)魔道の巻で完結している。

亡くなって3年。享年68歳。

ちなみに・・・
亡くなってしまってとても悔しい人、BEST3は、
半村良、隆慶一郎、桂枝雀・・・かな。


半村良 妖星伝
妖星伝
半村良 産霊山秘録
産霊山秘録



 Blogランキング参加中→人気ブログランキング 週間ブログランキング
posted by waki at 18:09| 沖縄 ☁| Comment(2) | TrackBack(1) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月07日

グインサーガ104巻 湖畔のマリニア

沖縄とは全然関係ないけど、グインサーガ104巻目がでた。
この小説、高千穂遙の「美獣シリーズ」や半村良の「太陽の世界(全80巻予定も未完で終わる)」に触発されて、1979年(だったと思う・・・)、1999年までに100巻完結といって始まったシリーズ。

栗本薫という作家は江戸川乱歩賞作家で、私には推理作家というイメージしかなく、第一巻「豹頭の仮面(ちなみに、この「豹頭の仮面」は、ライ病患者の描写が問題になり、1990年頃に修正・再版となった)」発刊時に書店で見かけたときには、
「あれっ、栗本薫がSF書いてる・・・・」
という印象しかなかった。
当時、平井和正や小松左京、半村良、山田正紀など、SFにのめりこんでいた身としては、
「とりあえず、読んでみようか・・・」
という軽い気持ちで購入したのだが、ここまで長い付き合いになるとは・・・

2005年の今、終わってもいなければ、予定の100巻を越えても終わる気配すらない。
これからパロを経てサイロンに戻るのだろうが、そこでやっと外伝1巻目の「七人の魔導師」の時代?
そこから先も長そうだ・・・・
200巻でも終わるのかな???

リアルタイムで読んでいる身としては、
「これは未完で終わるな・・・」という予感がしている。

作者が長生きをして完結させられたとしても、こちらが先に寿命が尽きている・・・(^^;

最近グインサーガを知った人は、幸運であるとともに苦難もある・・・かな?
なにしろ楽しみが104巻も続くのだ。
でも、104巻読み終わるまでにどのぐらいかかるのかな・・・?
この作者、2カ月おきには新刊を出してくる。たまに月刊で出してくるときもあるのだから・・・。

グインサーガ104巻 湖畔のマリニア
グインサーガ104巻
湖畔のマリニア


 Blogランキング参加中→banner_04.gif

※ネタバレになるから書かないけど、とっても懐かしい人がでてきます・・・
posted by waki at 14:21| 沖縄 ☀| Comment(2) | TrackBack(3) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。